山輝会では「ケアの質向上」「職員の働きやすさ向上」を目的に、ICT機器を活用した業務改善の取り組みに力を入れています。
介護のプロフェッショナルとして、笑顔と希望を届けるため私たちが培ってきた「知識」「技術」「経験」に「ICT」をプラスして、更なる進化を遂げたプロの介護を提供し続けます。
介護記録や各種報告書は記録システムを活用した一括管理を行っています。記録作業はパソコンやタブレット端末を使用して行うため、複数の職員が同じタイミングで記録することも可能です。また、ちょっとした業務の合間や外出先でも入力できるため、短時間で効率よく記録ができます。操作も簡単でパソコンは苦手という方にも安心して使用していただけます。
法人内の全事業所で同じシステムを採用しています。各専門職の記録、各事業所での記録を一元管理することで、効率よく情報収集が行えます。
また、データ管理を行うことで情報検索も容易となり、ケアの見直しに必要な情報の抽出が可能となります。ご利用者様の生活状況やサービス提供情報を一体的に見ることも、必要な部分を切り取って分析することもできるためケアの質向上につなげることができます。
施設サービス部門ではインカムを採用しており、介護職員のほか看護職員や相談員、ケアマネジャーなどもインカムを装着して勤務しています。応援要請や職員の呼び出し等、これまではフロア内を探したり内線電話を使用していましたがインカムを使用することで
大幅な時間短縮につながりました。
また、職員同士が連携を密に取り合えることでナースコール対応などの役割分担も明確となり、ケアの充実、時間の有効活用が可能となりました。
特別養護老人ホームでは「眠りスキャン」を活用した、ご利用者の睡眠状況改善の取り組みを行っています。ご利用者ひとりひとりの夜間の様子は、人員的な問題もあり十分に把握できなかった部分もありましたが、眠りスキャンを導入することで睡眠状況を把握、データを基に検証、改善への取り組みにつなげることができます。また、心拍数や呼吸数も把握することができるため、表面上に現れない体調面での異常の早期発見にもつながります。また、ご利用者の状態把握ができるため終末期ケアにおける職員の負担軽減にもつながります。
特別養護老人ホームでは一部の居室内に見守りシステムを導入し、事故防止の取り組みを強化しています。プライバシーに配慮したシルエット型の見守りカメラとなっており、ご利用者に危険が生じた際はスタッフへ通知が届きます。巡回強化などマンパワーに頼る事故防止には限界がありましたが、システムを導入することで適切な対応をとることができ、ご利用者にとっても室内でのプライベートな時間を確保することができています。
また、居室内で事故が発生してしまった場合でも画像を基に検証が可能なため、家族様への丁寧な説明はもちろん、従来のように職員の予測や仮説に頼らず効果的な再発防止策を講じることも可能となっています。
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